| 2004年9月25日、武道館でK-1 
                            WGP 開幕戦が開催されました。この大会での勝者は、K-1の王者を決める大会への切符が手に入ります。
 ホーストさんも主催者推薦でこの試合に出場。極真のグラウベ・フェイトーザ選手と対戦しました。 半年ぶりの試合で怪我からの復帰だったので、少し心配だったのですが・・・。しかし、3月のバイラミ戦から−8kg・・・。やる気満々ですね。
 私はTVで観戦していたのですが、独特の踊りを披露しながら出場したそうです。ホーストダンスかな〜? さてさて試合のほうへ。 
 1R お互いたいした動きもありません。 しかしいきなり、ホーストのコンビネーション。左フック→右ストレート→左ボディーブロー、しかしここでグラウベがクリンチ。
 次にグラウベのブラジリアハイキックがホーストの頭をかすめたところに、グラウベのロー。バランスを崩して、ホーストの手がマットについてしまいましたが、これはスリップ。
 危ない、危ない・・・。
 グラウベがローを出したところにコンビネーション。右ストレート→左アッパー→右フック→左アッパー→右アッパー、そして、ガードがあいている所に右フック。
 しかし、グラウベがローを出し、バランスが不安定になりつつ左フックが遅れたところにクウベラの右フックがあたってしまいます。それでもホーストが攻めようとし、グラウベをロープまで追い込みますが、クリンチ。 一撃に命をかけるグラウベとコンビネーションのホースト。それにしてもクラウベ本当に強くなりましたね・・・。確実にK-1のルールに対応してきています。
 後はグラウベの足技を防ぎきってホーストはパンチ中心のコンビネーションで対応してみせます。1R終了ぎりぎりにグラウベのブラジリアンハイキックがホーストの右こめかみあたりをかすめていきました。
 ぞっとしましたよ・・。
 ここで1Rが終了。インターバル中、フィリォがグラウベになにかアドバイスしていました。
 
 2R 2Rがはじまりました。グラウベがブラジリアンハイキックを出したところを、華麗にスウェーでよけて、右ストレート→左フック→右フック→ローキック。
 すばらしいコンビネーションに思わず見惚れてしまいました。
 しかし、それもつかの間。グラウベのローキックにホーストがつまづいたところを、グラウベがラッシュ。それでも ホーストは左右のフックで応戦。グラウベがハイキックをかわして、一旦距離をとりました。
 それからはハイキックの弾道を見切ったかのような動き。よけてから追い詰めてコンビネーション。
 
 ホーストの動きも速くなって来て、接近戦が多くなってきました。ホーストのいつもの距離にもなりつつあります。 こうなるとグラウベは難しくなってきます。
 そして、第2R終了。
 3R  お互いグローブをあわせて開始。開始直後に、パンチの打ち合いに。ホーストのパンチがクウベラをとらえました。
 ホーストは本当にクウベラのキックを見切っているような動き。ハイキックなんて触れさせすらしません。
 ローをいれてから、ハイをよけて、ロープの反動でロー。そして体を入れ替える。さすがの動きです・・・。
 コンビネーションから強烈な左ボディー。思わずクラウベ、クリンチ。 グラウベがローを出したところに右ストレートでカウンターをあわせました。接近戦になり、ややホーストが有利。しかしクウベラも押し返していく。
 そして、グラウベの右のストレートがホーストをとらえる。しかし、ホーストひるまず何発も返していきます
 
 そして、ここでクウベラの動きが完全に鈍くなってきました。ローか左のパンチが中心の単純な組み立てに!ハイキックも足が完全に上がらなくなってきました。
 それをホーストが見逃すわけがありません。後はローキックでしとめていくだけです。ローをいれて、スウェーやガードで完全防御。
 クラウベ完全に効いてきました。そして、ラストの何十秒。
 ホースト、とどめにいく。いけるか?いけるか?!
 しかし、最後の3秒ぐらいに距離をとって、終了のゴング。
 判定でホーストの勝利。半年振りにしては素晴らしい試合でした。 
  グラウベも頑張りました。是非、彼の試合も東京ドームの決勝戦で見てみたいものでした。
    インタビュー 試合が終わってのホーストさんのコメントの一部を紹介。
 ――試合の感想は 
                              今日の結果に関しては満足している。半年間のブランクがあって、さらにけがなどもあったりしたが、ハードなトレーニングを積んで今日を迎えることができた。やはり自分の力が100%に戻るためには、あと3回勝つことが必要。 
                             ――3回勝つということは、優勝するということですか 
                              そのとおり。自分としてはもう一度チャンピオンにならなければならないと思っているし、それを今年絶対に成し遂げたいと思っている。これから帰国してトレーニングを積みたいと思っているし、勝利のためになることはすべて、何でもして、必ずやK−1の「ファイブ・タイムス・チャンピオン」になりたいと思う。 (スポーツナビさんから引用。試合、コメント・試合詳細もこちらからどうぞ。)   相当厳しい練習をつんできたようです。是非、ファイブ・タイムス・チャンピオンになっていただきたいものです。
 これで開幕戦のレポートは終了です。次は決勝戦。是非ともホーストには頑張ってもらわなくては!
 Photo (提供:K-1delusion99様)
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