ハイキック

ホーストと言えば、ローキックやコンビネーションといったイメージが強い方がいるのでは?

昔は得意技がハイキックともいわれた選手です。一時期、あまり見られなかったですが、最近になってまた少しずつ見られるようになってきた気がします。


ホーストのハイキックとは!?

○ うまいこと死角から蹴り入れる

[ 昔は見えないハイキックとも呼ばれていたらしいです ]

○ ワンテンポ遅らして・・・(By 角田氏)

[ 恐らくタイミングを外して蹴るという意味でしょう ]

○ かなり身体が柔らかいので、どの角度からでも蹴れる

○ 正確な距離を保って確実に決めてくる

[ 本当に的確でスムーズに華麗に蹴っています ]

○ 威嚇打と有効打を使い分ける

[ ホーストのうまいところの1つですね。威嚇打が遠距離から放たれているのに対して、有効打はかなり至近距離から放たれています ]

○ ハイキックまでいく繋ぎがうまい

[ やはりこれがホーストならではの、一番の重要素かもしれませんね。至近距離でパンチから蹴りに繋げている。パンチでの繋ぎがあるからこそ、至近距離からハイキックが打てる ]



ハイキックの打ち方

普通の選手はハイキックを出すとガードがおろそかになってしまいます。しかし、ホーストはハイキック時に逆手を前方に伸ばし距離をあけています。見事なハイキックの打ち方と言えるでしょう。

 

再度の特訓

当初は得意技として使っていたハイキックも時代が進むにつれ見れなくなってきた。研究された・腰を悪くする・ハイよりローが中心になど色々理由はあるだろうが…。

しかし、38歳にしてもう一度ハイキックを練習しなおしものにします。

 

各々の証言

フジTV実況担当アナウンサー三宅談

──今までで印象に残っている試合は?

K−1でいくと間違いなく、あのシーンかなぁ。アーネスト・ホースト vs. モーリス・スミス。
「K-1 GRANDPRIX'93」の試合。ホーストハイキックがモーリスの側頭部あたりからバーンと入って、スローで見たら頭蓋骨が一瞬前に出てるんです。
顔のカタチが変わって骨が皮を突き破ろうとしている動きが見えるわけ。あれは衝撃的でした。死んだと思いましたね。
当時「浮沈艦」と言われていたあのモーリス・スミスがこんな倒され方をする、それもアーネスト・ホーストなんてそのころはまったく無名のファイターでした。
世界は広いなぁと思いましたね。そういうことがあったし、その後いいシーンが続出したことも今のK−1人気の理由かもしれません。
あそこでファンの気持ちをつかんでしまった、そういう意味では非常に象徴的な一発でした。
もうそれからは「K−1っておもしろいよ」ってみんなに吹聴して回りましたね。 ( こちらより転勤 )

 

ハイキックで沈めた選手の数々 ,,,

やはりハイキックで相手をダウンやKOした時は選手が光るものです。ホーストがハイキックで沈めてきた試合を紹介。


vs モーリス・スミス
【K-1 GRANDPRIX'93 [93/04/30]】

先ほど説明した通り、衝撃的なKO!!顔のカタチが変わって骨が皮を突き破ろうとしている!?


vs 佐竹雅昭
【K-1-Challenge [94/03/04]】

右の蹴りを意識していた佐竹の裏をかいた戦慄の左ハイ!


vs チャンプア・ゲッソンリット
【K-2-Grand Prix [93/12/19]】

殺し合いに近い試合。KOシーンが強烈過ぎます…。一瞬でマットに沈めてしまうハイキック!


vs ジャン・リビエール
【K-1-Braves 1998 [98/05/24]】

「リビエールは一度もダウンしたことが無い!」と解説の人が言った瞬間にハイキックをもろに当てて失神KO!


vs ジェロム・レ・バンナ
【K-1 WGP Final 2002 [02/12/07]】

ダウンやKOというより・・・破壊です・・・。なぜ角田氏は異常に気づかず何度もやらせたのでしょうか?


まとめ

V5で引退宣言をしたホースト ,,,,,,

引退の前に、もう一度・・・モーリス・スミスを佐竹を、そしてチャンプアまでをもマットに沈めた・・・

あのハイキックを見てみたいものであります。

 

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